極真空手 茨城大子道場

  Love&Freedom そのために…

2018年10月

空手の生命

入門当初、道場のトイレのドアの横に張り紙があり
「空手の生命」
  空手の生命は組手にあり
  組手の生命は基本にあり
とあった
ふーん
そんな難しいことは言ってない
そうだろうなぁ…
程度に見ていた
極真空手は実戦空手、勝負偏重主義を標榜してきた
そして徐々に問題が表面化
それは
「組手では強い突き蹴りが出せるが基本がヘタくそ」
が増えてきたこと
素手での打撃制格闘術は技術が無くてもパワーと勢いがあれば結構戦えてしまう
それは利点であると同時に欠点でもある
良く聞くのが、”入門間もない生徒が路上で絡んできたやつら数人を気がついたら全部ノックアウトしていた”という話
空手は手足を武器化し比較的短期間で実戦に活用できる
がそこで勘違いすると技よりもパワーを身に付けることに夢中になってしまい、結果、ある程度以上は上達できなくなる
剣道は道具を使うため剣を操る技術と身体操作が重要になる
柔道では密着したなかでの体制の崩しあいに勝敗がかかる
崩しの技術が重要だ
ボクシングではグローブの技術
素手で戦う空手は「飛び道具」、飛んできた突き蹴りに如何に対処するか
少年部相手に組手を行ってみると殊の外避けるのに苦労する経験は誰にでもあると思う
スピードとパワーのある突き蹴りはそう易々と捌けるものではない
それがどんな幼稚な設備の大砲から発射されたとしてもです
昇級審査会での茶帯、緑帯の技術の低さは目を覆いたくなるほどの現状
これじゃ後輩にタスキを渡せない
とにかく昇段を目の前にする4級までには基本動作の「かたち」だけはしっかりマスターして欲しい
そして時間をかけて基本動作を理論的に研究して欲しい
正拳中段突きはどんな理論で、あのような「脇から突く」動作をするのか?
後屈立ちは何の必然性がありあのような立ち方をするのか?
知らなかったら指導などできないはず!
指導者も生徒ももっと研究して欲しい
”空手の生命は組手にあり
組手の生命は基本にあり”
審査会での筆記試験ではだれでも容易く回答できる
だが実行するには探究心と根気強さが必要です
その努力を怠らない者だけが黒帯を手にできるのです
もっと自分を疑って欲しい
もっと指導員を疑って欲しい
もっと空手を疑って欲しい
空手の教科書に書いてあることは全てウソ
そう言いたいほど空手の技術書はあてになりません
言葉に惑わされず
真理を掴んで欲しい
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第29回全茨城極真カラテ道選手権大会

平成30年10月8日(日)茨城県大会が今年も開催された
他県の大会の例に漏れず茨城も選手の高齢化と参加人数の減少が続いている
選手の育成には力を入れているが中々簡単には行かないのが実情
若手の台頭を心待ちにしています
そんな中にあって今大会
とても良かったのが県西地区のH責任者が担当した女子部の演武
演武構成と参加した道場生のレベルの高さにあります
これだけの内容を短期間でまとめ上げるのは大変だったと思う
聞くところによると県西地区(猿島道場)から県北地区の道場まで女子部を引き連れ何度も何度も練習に通ったという
茨城県は結構広い
猿島道場は坂東市にある
埼玉県がすぐそこ
距離は100キロはあるか?高速道でも2時間以上かかるのではないか?
彼の行動力には頭が下がります
極真空手にかける情熱は素晴らしい
彼は「昔の県大会のあの盛り上がりを取り戻したい」と会議で発言していた
その気持ちが今回の演武に込められていた
あまり演武で感動などしない僕ですが今回は本当に伝わるものがありました
みんながこの気持ちを持ち後進育成にあたればきっと夢はかなうはずです
女子部の演武に携わった各道場の協力も素晴らしかった
心から拍手を送りたい
大子地区も頑張らなきゃ!!
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脛受け

先日の茨城県大会のでの疑問点
いわゆる脛受け(下段受け)です
つまり、みんな「スネ」で受けていないのです
脛受けの歴史は意外に浅く僕らが入門したころから徐々に大会等で使われ出しました
ですから僕らの前の世代は脛受けではなく足を踏ん張って太ももで受けていたようです

技術的説明をします
”右下段廻し蹴りに対し→左足のスネ(骨)部をむけて自分のスネ(骨)と相手のスネ(骨)をぶつけてガシッとブロックする
この時、膝は鋭角に折りたたまず、「直角に保ち」力負けしないように保ちます
受ける際、補助動作として左手(突き)を相手にストッピングぎみにあて、蹴りの威力を弱める”
左の右下段廻し蹴りに対しては左右逆の動作をします

基本的にはこの動作で、「左右及び内もも」に対する攻撃をブロックします
この受けは「弁慶の泣き所」ともいわれる弱い部分のスネとスネをぶつけ合うため激痛が走ります
素人には真似できませんが、我々は日夜、ビール瓶等でスネを叩いたりサンドバッグで鍛えたり、もっと本格的には砂袋を蹴りながらスネを鍛え上げます
ところが今回、この受けを行っている選手は皆無でした
みんな、足の側面(筋肉)部で受けていた
内ももの蹴りに対してはまるっきり無防備で対処できない
鉄則として、下段蹴りは「筋肉部」で受けてはいけない(厳禁です)
足が動かなくなるから
今の選手はこの技術を知らないのだろうか?
それとも昨今の組手にはこの受けは不利なのだろうか?
とにかく大会に向けこのスネ受けは必須で何度も何度も稽古しました
スネ受けが間に合わない場合は太ももを踏ん張って受けます
或いはヒザで受けます
選手のレベル低下なのか?
受けに対する考えが変わり使われなくなったのか?
ご存知の方がいればだれかご教示願いたい

(この受けです。相手がもっとパワフルであれば右手の突きを相手にぶつけます。)
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安達太良山夏季合宿


懐かしい写真!
福島県安達太良山で行われた夏季合宿です。

1988年(昭和63年)
ここに写っている子供たちもオジサンおばさんだ!


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想い出

極真会館茨城県支部桝田道場
21歳になってすぐ僕は桝田師範のおひざ元「水戸赤塚道場」へ入門した
昭和57年7月30日
入門した日から稽古に加わった
実はその前の週にも道場に行ったのだが夏季合宿中との張り紙で入門できなかった
後日、先輩方の話によると「東京総本部から合宿の陣中見舞いに来て下さった先輩方(七戸氏ほか)が、「ボキ、ドグ、グサ」っと鈍い音を響かせながら組手の稽古にも協力してくれたとのことで、肋骨を折られたり悶絶させられたりでぼろ雑巾の状態だったそうです
その当時は桝田師範の総本部修行時代の同僚や後輩たちがよく道場を訪れてくれたらしく県南のある道場では「桝田先輩はおいでですか?」と訪れた有名な佐藤某師範ご一行
お疲れにも関わらず稽古をつけてくださり、これまたボロボロにされたとのこと
後日師範にそのことを伝えると「断ればよかったのに」と。
断れるわけないじゃないか!!
おもしろい時代でしたね
僕は少し遅れた世代なので命拾いをしました
そして赤塚道場
今の水戸本部道場の前身である柔道の青畳30畳敷き程度の縦長の道場
今では知る人も少なくなった
別室6畳のこれは普通の座敷であり我々初心者はそこで1ヶ月ほど基本を学んでから先輩たちと一緒に稽古できるシステムだったと記憶します
僕はその部屋を1週間で去り先輩たちとの稽古に加わった
基本はすぐに覚え退屈だったので翌週には勝手に卒業させてもらったのだ
先輩たちは知ってか知らずかやさしいのか特に何も言わなかった
その頃の道場は少年部は別コースで若者(20代)だけのコース
30代からは二部(壮年部)と呼ばれていた
今となっては隔世の感がある
先輩方はほとんどが20代前半、指導員はまだ茶帯のお二人
茶帯と言っても今の黒帯以上の実力と自覚があった
桝田師範も若くちょっと歳の離れた兄貴という感じ
県内を飛び回っていて疲れていたのかよく車の中で寝ていた
師範の指導は今の本部道場に移るまで受けた記憶が無い
道場の稽古はほとんど今と同じ
違うことと言えばやけに移動稽古が長いこと
何度も何度も同じ事の繰り返し
型は平安1と2程度
指導員もそれ以上の型は知らなかった
理論的な説明はほとんどなかった
そして組手
みんな若かった
歯が飛んだり鼻が曲がったりも時々あったがこれが楽しい
ケガをしても次の稽古日には足を引きずりながら現れる
楽しい青春の日々でした
こんな楽しい輝いていた時代はもう来ないんだろうなぁ…
入門してちょうど1年目には第一回全茨城極真空手道選手権大会が開催されることとなる

(赤塚道場はこの建物の奥にあった)
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(懐かしい先輩たちとともに…みんな辞めてしまった)
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(緑帯当時の僕)
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この写真を見るたびに廻し蹴りが当たる瞬間のタイミングに悩んでいた頃を思い出す
写真でも体勢に比べ膝から下の伸びるタイミングが遅いのが解る(緑帯)
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大子道場の紹介
・所属:極真会館茨城県支部
 桝田道場  桝田博支部長

・大子道場開設 平成12年
 責任者 蛭川浩 段位三段




稽古時間
・火曜日 …(19:00~20:30)
 一般部、少合同合同
 
・木曜日 …(19:00〜20:30)
 一般部、少年部合同
 
・土曜日 …(18:00~19:30)
 一般部  単独稽古




ご入会のお問い合せ
・問合せ先:責任者 蛭川浩

電話…090-5410-2953まで

・中央公民館裏側 柔剣道場

※見学希望の方、ご一報を!



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