少年部はいずれ一度は空手を辞めるものだと諦めている。
中学生になれば部活
進学を目指して学習塾
他のことへの興味
他のことへの興味
中学の壁を越えても高校大学就職と節目の度に大きな波が襲ってくる。
その子たちに何をこの時期に伝えられるのか?
別にそんなこと彼らは望んでないかもしれないけど。
週2回足繁く道場に通ってくる子たちに何か残せればといつも考えている。
一つは「節度」
道場では常に「礼節」という言葉で表現されるけど半分の「礼儀」はできればご家庭で教育していただきたい。
何故ならこれは僕特有の考えかもしれないけど武道やスポーツの礼儀はちょっと社会じゃ使えないのではないかと…
勝ち負けや上下関係の世界の礼儀って「番付」が変わると簡単にひっくり返る、というか本心は何処にあるの?っていう経験を何度もしてきているので僕は武道の世界の礼儀は信じない。
ご両親やご家族で時間をかけて身に付けるものではないかと。
「節度」は社会人としてとても大切。
相手と闘う武術は「人の心を読むことと自分をコントロール(律する)すること」が勝利の鍵になるのですが、このことは社会人になっても一番大切なことなのではないかな、と感じているわけです。
今の世の中(年より臭い言い草!まぁ、年寄りだけどね)節度が無さすぎ、と頻繁に感じています。
みんながちょうど良い距離感と自分を律する術を持っていたら世の中もっと良くなるのになぁ!
それを道場で習得できると信じている。
二つ目は空手を好きになってもらいたい。
若者は二十歳になったばかりで「もう若くない」みたいなことを口にする。
まぁ、経験が無いからその程度の考えなんだろうけど思っているより人生は長いそして面白いことも沢山ある。
特に20代はかけがえのない世代。
空手がもし好きでいてくれたならもう一度空手に情熱を注いでほしい。
そんな思いで子供たちに接しているのですが、どうなのかな?