極真空手 茨城大子道場

  Love&Freedom そのために…

2018年08月

子供たちに

少年部はいずれ一度は空手を辞めるものだと諦めている。
中学生になれば部活
進学を目指して学習塾
他のことへの興味
中学の壁を越えても高校大学就職と節目の度に大きな波が襲ってくる。
その子たちに何をこの時期に伝えられるのか?
別にそんなこと彼らは望んでないかもしれないけど。
週2回足繁く道場に通ってくる子たちに何か残せればといつも考えている。
一つは「節度」
道場では常に「礼節」という言葉で表現されるけど半分の「礼儀」はできればご家庭で教育していただきたい。
何故ならこれは僕特有の考えかもしれないけど武道やスポーツの礼儀はちょっと社会じゃ使えないのではないかと…
勝ち負けや上下関係の世界の礼儀って「番付」が変わると簡単にひっくり返る、というか本心は何処にあるの?っていう経験を何度もしてきているので僕は武道の世界の礼儀は信じない。
ご両親やご家族で時間をかけて身に付けるものではないかと。
「節度」は社会人としてとても大切。
相手と闘う武術は「人の心を読むことと自分をコントロール(律する)すること」が勝利の鍵になるのですが、このことは社会人になっても一番大切なことなのではないかな、と感じているわけです。
今の世の中(年より臭い言い草!まぁ、年寄りだけどね)節度が無さすぎ、と頻繁に感じています。
みんながちょうど良い距離感と自分を律する術を持っていたら世の中もっと良くなるのになぁ!
それを道場で習得できると信じている。
二つ目は空手を好きになってもらいたい。
若者は二十歳になったばかりで「もう若くない」みたいなことを口にする。
まぁ、経験が無いからその程度の考えなんだろうけど思っているより人生は長いそして面白いことも沢山ある。
特に20代はかけがえのない世代。
空手がもし好きでいてくれたならもう一度空手に情熱を注いでほしい。
そんな思いで子供たちに接しているのですが、どうなのかな?

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歳を重ねるほど強くなる

空手や古武術の世界で良く言われる「歳を重ねるほどに強くなる」
ということについて
これは幻想だと僕は考えます
「麒麟も老いては駑馬に劣る」
武術の極意に夢を抱くのも良いけど現実から目をそらせば本質は見えなくなり道に迷うことになる
大山館長は生前、歳と共に弱くなったと正直に話されていたらしい
大山館長は神秘のベールに包まれた空手を合理的に体系づけ「秘伝」など無い
と著書で述べていた
我が極真空手は歳をとり体力が衰えれば弱くなります
そりゃいつまでも20代の元気さが続けばと思うけど…
合気道の開祖植芝盛平氏は死期が近づいたころ「今が一番強さが発揮できる時だ!」と止めるのも聞かず弟子たち相手に技をかけ投げ飛ばした、との逸話が残っているが…どうなのか?
昔、合気道の手ほどきを受けた先生と話していて気づいたのですが合気道の強さの意味は我々の定義とは随分違うのです
大氣拳の澤井健一先生はご自身が60歳を超えて高齢になった時、どうだったのだろう?
大山館長の高弟の中にも歳を重ねても強い空手に惹かれて他の空手や中国拳法の修行を始めて人がいるようだけど…
現実にはそんな武術家は存在しないのではないか?
幻想なのでは…
僕も50代半ばを過ぎて感じることは、稽古を続けてきいれば体力やスピード、テクニックはある程度保てるけど、とにかく予期しなかったのが身体の各パーツが脆くなっていること
サンドバッグを昔のつもりで蹴った翌日に膝が壊れたり前蹴りの稽古で大腿二頭筋を切ったり大した稽古をしていないのに翌朝体中痛かったり
自然の摂理は例外を認めないと思う
大山館長がせっかく極真空手という素晴らしい道を残してくれたのだから僕は迷わず極真の道を全うします
その中で改善できるところは少しでも良い形にして後輩に渡せればと考えています
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極真空手以上のものを

空手は進化していないのか?
極真空手は大会ルールに重点を置き過ぎたがため実戦力が落ちているのは否めないが、この大会での殴り合いの歴史から多くの技術を得ている
それはパワーとスピード、そして相手をノックアウトするコツ
極真空手に限界を感じた人たちは「いにしえの型」に闘争術の理論を求める
例えば「型の分解」による技術の掘り起こし
解らないでもないが「使えるの??」
そこにはスピードが無い
”相手が空手の前屈立ちで中段突きを放つ
それに対し型から掘り起こした何らかの技で相手を制する”
現実の攻撃では空手の約束組手にあるような「突き、蹴り」はしない
手数も多く、スピードも速い、勢いは凄まじく、フェイントだってする、簡単には体勢を崩さない
机上の理論で稽古する時間があるなら極真空手が積み上げてきた技術を実戦用に組み直す方が現実的ではないのか?
型が作られた頃、総合格闘技のような高度な攻防は無かったと思う
沖縄でとなり村のやんちゃなお兄ちゃんに対しそれを制圧する程度の初歩的技術を型に詰め込んでいる、と言っては言い過ぎだろうか?
総合格闘技の選手ではないコーチか何かと対戦し、秒殺された中国拳法家の話を聞いたことが有る
神秘の武術に夢を見るより、30年以上の闘いの歴史で積み上げてきた極真空手の技術を真剣に学ぶべきと思うし、総合格闘技など「ゾッと」するほどの強さがある
僕は、型の分解的稽古は闘い方のヒントにはするが闘い方そのものには使わない
型の中には空手のエッセンスがある
これはとても大切なもので技術をさらに高める際、絶対必要なもの、ではあるが、イコールすぐに実戦に役立つ技術ではない
それは武術的身体操法の事であり闘い方はまた別のところにある
極真空手に不足している技術の最たるものは顔面攻撃ありの攻防テクニック
これをマスターするのならお互い約束事を設けたうえでの実戦的(自由組手方式)攻防での技の蓄積しかないと確信している
古いカビの生えて使えない型をいくらいじくりまわしたところで答えは見つからない
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夏期合宿

先日、恒例の夏期合宿がありました
今の世の中、
汗などかかない空調のきいた涼しい部屋で、熱中症気味に倒れることもなく、蚊に刺されることもなく、先輩たちに叱られることもなく、普通に快適に生活ができるのに皆、楽しげに日程をこなした3日間
久しぶりに会う友達や新たな仲間たち、やはり合宿は有意義でした
子ども達は少し成長し、大人は新たな目標をつかみまた稽古です

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大子道場の紹介
・所属:極真会館茨城県支部
 桝田道場  桝田博支部長

・大子道場開設 平成12年
 責任者 蛭川浩 段位三段




稽古時間
・火曜日 …(19:00~20:30)
 一般部、少合同合同
 
・木曜日 …(19:00〜20:30)
 一般部、少年部合同
 
・土曜日 …(18:00~19:30)
 一般部  単独稽古




ご入会のお問い合せ
・問合せ先:責任者 蛭川浩

電話…090-5410-2953まで

・中央公民館裏側 柔剣道場

※見学希望の方、ご一報を!



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