80年代、茨城極真県大会のキャッチフレーズ「茨城一は誰か?」と銘打たれていた
単純なロマンがそこにある
欲しいのはトロフィーではなく強者の栄冠だけ
先日アップした松井派の全日本の最近の優勝者
そう、横蹴りが相手のバランスを崩しただけで勝利を手にした彼!
感極まり涙まで流した彼!
極真空手家にあの遺伝子は存在しない!
極めの動作をしながら目で審判にアピールしたり、運よく相手に蹴りが当たり勝ったのに感激して泣いたり
昔の極真空手家ならありえない事ばかり
80年代格闘マシーンと異名をとった「黒沢弘樹選手」を飛び膝蹴りでノックアウトし勝利した「豊田」という本部出身の選手がいたが英雄にはなれなかった
誰の目にも「まぐれ」であり10回戦っても10回負ける選手がたまたま勝利した
ピョンピョン跳ねる「逃げの豊田」が極真で尊敬されるわけがない
歴代の名選手
相手を突きや上段廻し蹴りでノックアウトしても涼しげな表情
極めの動作もしない無駄な気合も入れない
倒せばそれで良い
それがカッコよかった
審判にアピールなどしなくても勝者は誰の目にも明らか!
それが極真大会のルールの優れた点でもある
前述の松井派のチャンピオンの彼は何が欲しかったのか?
見る世界が違うのではないか?寸止め空手か?
優勝するぐらいだから弱いはずはないが…
大山館長存命の当時はガッツポーズは禁止
覇気のない試合には「時間無制限」決着するまで戦わせたり…
そこに空手の魅力、ロマンがある
”我々は大山倍達のそしてその高弟たちの精神を次代に引き継ぐ”
二宮城光対三瓶啓二